区立第十中学校内のなでしこで13人、
区立花保中学校内のはなほで4人に対しまして(2)の調査を実施したところ、56ページのとおり、3教科において区平均をあすテップ平均が下回っております。
一方、通級生の中には、区平均を上回る生徒もおりますので、応用力を養う指導も必要と考えております。
(イ)の意識調査では、②の勉強は好きだと、あと57ページの上段の④将来の夢や目標を持っている、これらの項目においてあすテップで高い割合が示されております。
また、下段ウの通級生及び保護者のアンケートからは、通級生と保護者の7ないし8割が在籍校とのつながりを保ちたいと回答する一方、特例校となった場合にあすテップに転校してもよいと答えた方は、3ないし4割にとどまっております。
58ページ中段(ウ)でございます。通級意欲、学習意欲の向上など、通級によるよい結果が確認できました。
また、下段のオでございますが、大田区立の不登校特例校の視察結果でございます。(ウ)でございますが、不登校特例校への在籍は入学や転校となるため、本人の適性の見極めや説明に時間を要するとの課題が示されております。
59ページでは、開設予定の私立不
登校特例中学校との差別化が図られるよう、現行のあすテップにおいて多様な支援ニーズに応えていくことや、昨年12月の文教委員会で御報告いたしました私立不登校特例校との連携、情報共有につきまして期待が寄せられております。
最後60ページ、項番4で各御意見をまとめております。
(1)文部科学省からは、今の段階で特例校に移行することはメリットが少ないのではないか、私立の特例校も設置されることとなり、そこへつなぐ役割を担わせるとよいだろうとの御意見でございました。
(2)東京都です。特例校のデメリットとして、地域に1校しか設置できないという点が指摘をされました。一方、あすテップは2教室あることで、生徒が選べるのはよさの一つだろうとの御意見でございました。
(3)学識経験者からは、うまくいっている現状をあえて変更する必要はないとのことでございました。
今後の方針でございます。
このあすテップの在り方につきましては、私立不登校特例校との具体的な連携内容などを踏まえまして、令和5年度中に決定してまいります。また、あすテップ設置後3年の検証会議、これは今年度で終了といたしますけれども、今後も学識経験者などから御意見いただき、取組内容をチェックしてまいります。
○ただ太郎 委員長 ありがとうございました。
それでは質疑に入ります。
何か質疑はございますか。
◆水野あゆみ 委員 私からも端的にお伺いをいたします。
あすテップの検証会議の結果が出たということで、文部科学省も東京都も学識経験者もそれぞれ意見を見てみると、現在のところ大変うまくいっているので現状のまま継続して、あえて変更する必要がないという意見が大半であったと思います。
私も、あすテップ何回か見にいかせていただいて、本当にうまくいっているなというのも私も見させていただいて、そう感じておりますが、今後の方針のところに、私立不登校特例校ができますので、そことの具体的な連携内容を踏まえて令和5年度中にあすテップの今後の方針が決定すると書いてあるのですが、連携内容によっては不登校特例校、公立の不登校特例校を設けていこうと考えているのかどうか、こういったところもお伺いしたいと思います。
◎
教育相談課長 不登校特例校の設置につきましては、現段階ではまだ全く、今回のこの会議を受けてどうしていくかということを本当に今後考えていきたいというふうに思っております。
◎
こども支援センターげんき所長 我々行政でございますので、この度の検証結果の内容はしっかりと受け止めまして、それを踏まえた判断になるというのが自然なこの意思決定の在り方であろうと、今はそういう考えにあるというところでございまして、とはいえ、私立不登校特例校の、我々の不登校というのは環境自体が変わってくるということも今後想定されますので、そういったことも踏まえた意思決定といいますか、判断といいますか、そういうふうになってくるんじゃないかと考えております。
◆水野あゆみ 委員 分かりました。
不登校特例校、メリット、デメリットがあるということも専門家の方もおっしゃっておりますけれども、通常より少ない授業時間数だとか、不登校生徒に特化した学習内容とか、そういったことですごく魅力的なのかなという部分もすごく感じられます。
私立の不登校特例校がまずはできるということですので、そちらに通いたいという子がいたときに、しっかりと足立区として支援を入れていただきたいなと、前回も訴えましたけれども、改めてそこを感じておりますが、私立ということなので公立のように無償化というわけにはいかないと思いますけれども、そのところ、もう一度お願いします。
◎
教育相談課長 私立の不登校特例校ができるのが、開校が令和6年度になりますので、通う生徒へのいろいろな援助であったりとか支援であったりとか、そういったのはこれからしっかりと令和6年度の予算に向けて検討はしてまいりたいというふうに思っております。
◆水野あゆみ 委員 最後になりますけれども、予算を付けなければなかなか支援はできないと思いますので、所得制限も設けずに、しっかりとした支援を入れていただきたいなと要望いたします。再度お願いします。
◎
教育相談課長 所得制限につきましても、今の段階では本当に全く何とも言えないところではあるのですけれども、様々な角度から検討はしてまいりたいというふうに思っております。
○ただ太郎 委員長 ほかに質疑は。
◆
長谷川たかこ 委員 この不登校特例校なのですが、やはり不登校の子を持つ親御さんたち、とても注目されていらっしゃいます。先日もその保護者の皆様と話し合ったときも、このお話にもなったのですけれども、やはり以前からお話ししているように、こういうところに通うとなると、また別途金額が高く掛かるということで、なかなか本当に必要としていてもそこに行けないというような実情も出てきてしまいますので、先ほど水野委員の方も懸念されていたように、そこの金額的な補助というのは是非区として積極的に進めていただきたいと思っております。
やはり保護者の皆さんおっしゃるのは、この特例校というのもさることながら、公立の学校の中で不登校のお子さんに関しての学習の後れをどういうふうにフォローするかというところが、そこの整備がなされてないということを皆さんおっしゃっているのです。学年が上がれば上がるほどどんどん科目が難しくなっていて、オンラインで見ていてもついていけないというようなお話も今出てきているところなのですが、それを是非各学校の中で不登校のお子さんに対する学習支援というのを整備していただきたいと思いますが、どのように考えていらっしゃいますでしょうか。
◎
教育相談課長 学校内での別室での不登校のお子さんへの支援については、しっかりとした学習が取り組めるようにということで、教育相談課としても、現状、
登校サポーターが付いてはおりますけれども、また更に内容についても深めていきたいというふうには考えております。
◆
長谷川たかこ 委員 現状は、そこの学習支援が不足しているということを皆さんおっしゃるんです。なので、区の方でこういう形でやっていらっしゃいますよと言っても、現場ではそこの部分はてこ入れされていないという現状があるので、是非、今、当事者のお母様たちから、今年に入ってからも何名かの方々から現場でそういう支援がなされていないという声が上がってきてしまっておりますので、そこの部分を着目してしっかり不登校の
お子さんたちに対する後れている部分の科目の強化という部分を今後考えて、行っていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
◎
教育相談課長 別室での支援が、現状、
登校サポーターが見守り支援ということですので、学習についてもなかなか支援の部分でまだまだというふうには感じております。別室での学習支援についても様々なやり方があると思いますので、これから検討していきたいというふうに考えております。
◎
こども支援センターげんき所長 補足でございますけれども、登校支援あるいは別室まで送り届けるということだけで、登校だけに集中して支援してしまうようなところも確かに今までございましたので、登校した後、あと別室に行った後に、どのようにして学習にアクセスするかということは、例えばタブレットがあって、あるいは教室の授業が見られる状況にあっても、なかなかそこに登校するだけで精いっぱいでアクセスができない。そういったときに、
登校サポーターがやるかどうかはともかくとして、ちょっと後押しをして、こういった形でタブレットを開きましょうねとか、なるべくそういう学習にもつながるような、そういう支援に結びつくようなことを検討してまいりたいと考えております。
◆
長谷川たかこ 委員 そこの部分が試行錯誤になると思うのですけれども、是非お願いしたいのです。不登校のお子さんに対してのオンラインが今なされていますけれども、授業についていけていないというところで、スイッチだけ入れて授業がきちんと聞けていないという状況があるということをお聞きしました。
なので、別室登校になった場合に、学校に来て、どういうふうに学習意欲を持たせて、ちょっと後れている部分を補っていくかというところにも是非焦点を当てて、今後、考えていただきたいと思います。要望です。よろしくお願いします。是非御回答ください。
◎
こども支援センターげんき所長 今、長谷川委員御指摘のICTの活用ということで、不登校のお子様たちに学習支援をということで、今、PT、あるいはモデル校などで、そういったことを検討しております。
ただ、今までは、どうしても学校とICTとつながるということを今までは意識をして、それを最優先の課題としてやってきたところは確かにございますので、それに加えて、やはり学習の部分、そういったこともどういったことが効果的になるのか、こういった、今申し上げたモデル校とかPTの中でも検討してまいりたいと考えております。
◆
長谷川たかこ 委員 よろしくお願いいたします。
○ただ太郎 委員長 ほかにございますでしょうか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
○ただ太郎 委員長 質疑なしと認めます。
それでは各会派の意見をお願いします。
◆鹿浜昭 委員 継続でお願いします。
◆長井まさのり 委員 継続でお願いします。
◆はたの昭彦 委員 採択でお願いします。
◆
長谷川たかこ 委員 採択でお願いします。
○ただ太郎 委員長 これより採決いたします。
本件は、継続審査とすることに賛成の方の挙手を願います。
[賛成者挙手]
○ただ太郎 委員長 挙手多数であります。よって、継続審査とすることに決定をいたしました。
次に、(2)元受理番号21を単独議題といたします。前回は継続審査であります。
また、報告事項の(11)が本陳情と関連しておりますので、併せて説明をお願いします。
◎
こども支援センターげんき所長 報告資料の46ページをお開きください。
件名、所管部課名、記載のとおりでございます。
こちらは、令和5年度の
医療的ケア児支援体制について御報告するものでございます。
項番1でございます。令和5年4月、
千住あずま保育園と大谷田第一保育園を新たに
医療的ケア児指定園の候補とし、区内5園での支援体制としてまいりたいと考えております。
次に、項番2、小学校での実施でございますが、47ページの
医療的ケア児の
在籍アンケートの結果では、小学校に16名の在籍が確認をされました。このうち13名につきましては、既に自らケアができる児童でございますが、3名については医療的ケアが必要ということが確認できました。
この3名の児童に対しまして、こちら46ページの(2)のとおり、3つの方式によりケアを試行実施してまいります。アが保育園からの看護師の巡回による巡回方式でございます。イが
スクールアシスタントが
認定特定行為業務従事者として、喀たん吸引のケアを常駐実施する常駐方式でございます。ウが
訪問看護ステーションへ業務委託する委託方式でございます。
今後の方針でございます。
令和6年度以降の小学校での
医療的ケア児支援体制の構築を図るために、以上の3つの方式を試行実施し、検証を行ってまいります。
○ただ太郎 委員長 ありがとうございました。
それでは質疑に入ります。
何か質疑はございますか。
◆水野あゆみ 委員 私からもまた端的にお伺いいたします。
まず、46ページで
医療的ケア児の巡回方式と、また常駐方式と
訪問看護業務委託方式ということで、3方式で試行実施していくというふうにございます。
ウの
訪問看護業務委託方式の場合、
訪問看護ステーション事業者というのは決まっているのか、また1事業者に委託していくのか、そのところをお伺いしたいと思います。
◎
支援管理課長 現在のところにつきましては、決定はしておりませんが、2者に、実はこういうような状況で考えておりますということは相談はしております。
◆水野あゆみ 委員
プライベートゾーンだとか様々な医療的行為がございますので、あまり度々看護師が代わるというのは私はよろしくないんじゃないかなというふうに思います。できれば、2者であったとしても担当の看護師が行ってもらえるように、しっかりやっていただきたいと思いますが、その辺はいかがでしょうか。
◎
支援管理課長 水野委員の御指摘のとおりだと思います。できれば1人の方に継続して見ていただくということが一番よろしいとは考えております。
◆水野あゆみ 委員 要望しますので、よろしくお願いいたします。
また、
栗原北小学校のところを見ますと、導尿のところで新年度の予定がありますけれども、また、前回要望させていただいた、小学校にそういった行為するためのベッドを要望いたしまして、今、早速付けていただいたということですけれども、こちらの学校にも是非そういったときにはベッドが必要かなと思いますけれども、付けていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
◎
支援管理課長 適切に対応したいと思っております。必要な環境については、こども支援センターげんきの方で準備したいと思っております。
◆水野あゆみ 委員 あと、令和5年度に2名の
看護師採用予定を前提にというふうに書いてありますけれども、前回本会議の質問で
CoDMON、今タブレット型を1人1台看護師にもということで看護師さんの方からも要望が上がっておりました。これも質問させていただいて、検討してまいりますというお話でございましたけれども、この
CoDMONについてはどのような検討状況かお伺いいたします。
◎
子ども施設運営課長 看護師への
CoDMONの配付については、今、正に検討している最中でございます。次年度に向けて予算措置も必要になってきておりますので、
予算特別委員会等でまた御審議いただけるかなというふうに考えております。
◆水野あゆみ 委員 分かりました。看護師といえども本当に常駐の看護師、巡回の看護師は保育士と同じくらいにしっかりと子どもに寄り添って見ていても、本当に
CoDMONが必要だということでおっしゃっていましたので、是非1人1台というところでお願いをしたいと、また再度要望させていただきます。
また、最後なのですけれども、現在までに入園希望の
医療的ケア児のお子さんで入園ができなかった、かなわなかったというお子さんが今までいたのかどうかお伺いさせていただきます。
◎
支援管理課長 入園前に医師の下に審査をいたします。集団での園での対応が厳しいというような状況の方がいらっしゃいましたので、その方については、まず体調を整えていただいてということで
医療的ケア児から外させていただきました。
◆水野あゆみ 委員 分かりました。医師の決定が、診断が出なかったというのは致し方ないのかなと思いますけれども、様々受け入れられる状況の子がまだまだ限られているのかなと思いますので、こういったところの拡充についてはどういうふうに考えていくのかなというのは今後の課題だと思いますので、そこのところもまた検討していっていただきたいと要望させていただき、終わります。
○ただ太郎 委員長 ほかにございますか。
◆渕上隆 委員
東綾瀬小学校、保育園の方から看護師が巡回実施ということなのですけれども、今度は新たに
栗原北小学校については
訪問看護ステーションということなんですけれども、これは例えば
栗原北小学校なども
東綾瀬小学校と同様に近くの保育園から看護師が巡回に来るとかというのは検討されたのか、それともそういうのがないので訪問看護を予定したのか、その辺についてはいかがなのでしょうか。
◎
支援管理課長 将来的に増える可能性があるということで、2方式のみでなく、委託ということも含めて検証していくことで、将来3方式が可能かどうかということで、
栗原北小学校は委託を選ばせていただきました。
◆渕上隆 委員
東綾瀬小学校については令和4年度ということは今年度からやっていると思うのですけれども、保育園で看護師として所属していて、常駐していて、訪問看護で巡回で行くわけですから、取りあえず1小学校だったら大丈夫か分からないですけれども、その辺の保育園の方の課題といいますか、その辺は大丈夫かどうかということと、例えば2校、3校とか近くの小学校が増えてきたときの対応とか、その辺はどういうふうに考えられているのでしょうか。
◎
支援管理課長 実は、一番大きな課題が一つの指定園から1名の看護師ということで、何かあったときに対応ができないという状況がありました。そのためブロックにいたしまして、近隣の保育園の看護師につきましても医療的ケアを実施するということで、今、医療的ケアができる看護師を増やす、そのことによって将来的には各ブロックでどこの保育園からでも看護師を派遣できるようにできればいいと考えております。
◎
こども支援センターげんき所長 ここのレイアウトを御覧いただきますと、この度5園ということなのですけれども、それぞれブロックに1園ずつ指定園ができてまいります。
栗原北小学校ですと、これ中島根保育園が近くになりますので、当然そこでフォローといいますか、そういった支援といいますか、少なくともそういう体制にもなっておりますので、今後、どの地域が増加していくかと非常に難しいですけれども、どの地域においても、あるいは仮に増加をしたとしても、こういった地域、地域で指定園を中心として連携したり支援したりできる、こういう体制を目指してまいりたいと考えております。
◆渕上隆 委員 先ほど今後のことで
栗原北小学校は訪問看護も始めるということだったのですけれども、ブロックで保育園の中で小学校どこに行くかというのを決めてやるということで、これから
医療的ケア児が増えるということを考えていくと、多分このアの方式については取りあえず今のところは大丈夫というか、その校数が多過ぎると駄目でしょうけれども、これはやるということで、足りない分については、
栗原北小学校はこれからやるので内容は検討なのでしょうけれども、これを今後対応しながら両方式で、イの方式もありますけれども、こういう方式でやっていこうと、そうすれば人数が増えてもできるんじゃないかと、今のところそういう体制なのでしょうか。
◎
支援管理課長 渕上委員の御指摘のとおりでございます。
○ただ太郎 委員長 よろしいでしょうか。
ほかにありますか。
◆
長谷川たかこ 委員 今、正に生後7か月で
医療的ケア児をお持ちの保護者の方から御相談が入っておりまして、今、執行機関の方に御相談はしているところなのですが、
医療的ケア児というのは、令和3年9月に
医療的ケア児支援法が施行されて、
医療的ケア児への支援は自治体の努力義務から責務に変わっている、確実に通える範囲での保育園の受入れができるような体制を構築しなくてはいけないということで法律で定まったところなのですが、やはり各自治体の現状、特に足立区においては、なかなか、今、整備がすぐには進んでいない状況だということが分かりました。
ただ、やはり当事者の親御さんとしてみると、やはり自分たちがお願いしたい時期に保育園に入れないというふうになってしまうと、御自分たちが離職しなくてはいけないんじゃないかというような不安もある、そういう併せ持って今私の方に御相談くださっているような状況です。
改善要望が出ておりまして、
医療的ケア児を受け入れる公立指定園が満員になる可能性もあるので、定員増加やほかの保育園への看護師配置、是非検討していただきたいのだというお話があり、
先ほど支援管理課長から各ブロックごとに考えていますよというような話がありましたけれども、実際にそれが整備できるのは令和何年の何月ぐらいなのでしょうか。
◎
支援管理課長 この3方式につきましては、令和5年度に試行実施でございますので、ここを十分検証した上で、どのような形が適切かということで考えていきますので、現在のところは何年にできますということは今のところは言えない状況でございます。
◆
長谷川たかこ 委員 そうしますと、公立保育園以外にも考えていかなくてはいけないとは思うのですけれども、ただ何分、民間の方もなかなか場所もありますし、定員数もありますし、そこのマッチングがうまくいかないと、親御さんたちにしてみると離職せざるを得ないような状況に陥ってしまうと思うのですが、その部分のケアというのは執行機関の方ではどのように考えていらっしゃるのでしょうか。
◎
支援管理課長 こども支援センターげんきといたしましては、十分に保護者に寄り添いながら、どういう形でできるかということを最善を尽くしてまいりますので、場合によっては指定園の人数を増やすとか、または近隣の看護師を更に育成してひとり立ちできて派遣できるとか、いろいろな方法を考えておりますので、また、その保護者の方については御相談していきたいと思っております。
◆
長谷川たかこ 委員 ありがとうございます。
今後、これからいついつ入れたいというような御希望の方でいらっしゃるので、先を見ながら看護師の配置とかもできる可能性は高いと思いますので、是非最善を尽くしていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
○ただ太郎 委員長 ほかに質疑はございますか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
○ただ太郎 委員長 なしと認めます。
◎教育政策課長 まずは中学校の名称変更からということで進めてまいりますけれども、その後の動き、世の中の動向も踏まえまして、横の状況も見ながら検討は進めてまいりたいと思います。
◆はたの昭彦 委員 最後にもう1回確認なのですけれども、今後、履行状況がよければ契約を引き続きやっていく中でいうと、派遣の司書というか支援員の方を増やしていかなきゃいけないということなのですけれども、人員の確保については、今年やって来年は2年後で1年先なのですけれども、今いろいろなところで人材不足が言われている中で、ちゃんと人材確保できていけるのかなというのがちょっとそこが不安なのですけれども、その辺の確認についてはどうなのでしょうか。
◎教育政策課長 これが一気に倍というのは事業者としても厳しいとは言っておりますけれども、3分の1程度であれば何とか人材確保すると言っております。
これまでも、例えば産休育休等で人材が欠ける状況になっても、速やかな代替職員の配置をしてきておりますので、そのあたりは私たちも人材確保できるだろうというふうに見通しを持っております。
○ただ太郎 委員長 ほかに質疑はございますか。
◆鹿浜昭 委員 今回、プロポーザルで申込み事業者が1者だけだったということだったのですけれども、問合せ等は何者ぐらいあったのですか。
◎教育政策課長 ほかに1者、2者の問合せはあったようなのですけれども、具体的な提案までには至っておりません。
◆鹿浜昭 委員 今、足立区68校でしたか、小学校あるかと思うのですけれども、この事業者が全部をこの4月からですか、進めていくということかとは思うのですけれども、そういった意味で人材確保というか、当然可能だということで進められたのかと思うのですけれども、他自治体でも何校かは、何自治体か一緒に受け持っているということかと思うのですけれども、この辺はどのくらいされているのか、その辺の調査というのはされているのですか。
◎教育政策課長 主立った自治体の名称などは聞いておりますが、トータルとして何自治体で何人と、そこまでは数としては確認しておりませんが、多くの自治体での実績は持っております。
◆鹿浜昭 委員 通常、1者依存というと、万が一、民間
企業なので何があるか分からないというので、今後の方針としてなのですけれども、1者依存でずっといくのか、それとも2者依存でもう1者入ってもらって進めていくのか、そういうことまで今後考えていった方がより安全に運営できるのかなというふうにも思うので、その辺の考えを教えてください。
◎教育政策課長 今回は1者提案ということになりましたけれども、やはり関係事業者に、これからもコミュニケーションを取りながら、次期の選定に向けては提案していただけるような、何とかできないかということで調整は進めてまいりたいと思います。
◆長井まさのり 委員 1点だけ、3年計画ということで配置であるかと思いますけれども、優先校、優先順位というのはどういうふうに考えていらっしゃるのか。
◎教育政策課長 まずは、学校規模、子どもの数、クラス、このあたりをまず最優先に考えていきたいと思います。
まだ具体的な段取り、決まってないのですけれども、いろいろな例えば重点的に支援を入れたい学校とか、課題がある学校とか、より支援すれば伸びていく学校とか、そういったことも加味しながら学校は選定していければと考えております。
◆長井まさのり 委員 分かりました。
また、人材確保とともに人材の育成も大変重要であるかと思いますけれども、その研修体制についてもちょっと伺います。
◎教育政策課長 研修はこの事業者は月1回必ず全員を集めてやっております。具体的にはレファレンスの仕方だとか、地域図書館に入っていってどのような資料を集めていくのかとか、割と実践的な研修がされているというふうに私は見ております。
◆長井まさのり 委員 分かりました。
あと、最後に提案価格、このように書いて記載がありますけれども、内訳についても再度確認のために教えていただけますか。
◎教育政策課長 内訳といいますか、単価契約になりますので、時間当たりということになるのですけれども、1時間当たり3,230円ということでの積算になっております。
○ただ太郎 委員長 ほかにございますでしょうか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
○ただ太郎 委員長 なしと認めます。
各会派の意見をお願いします。
◆鹿浜昭 委員 継続でお願いします。
◆長井まさのり 委員 継続でお願いします。
◆はたの昭彦 委員 採択でお願いします。
◆
長谷川たかこ 委員 継続でお願いします。
○ただ太郎 委員長 これより採決いたします。
本件は、継続審査とすることに賛成の方の挙手を願います。
[賛成者挙手]
○ただ太郎 委員長 挙手多数であります。よって、本件は継続審査とすることに決定をいたしました。
次に、(8)4受理番号4、(9)4受理番号5、以上2件を一括議題といたします。2件とも前回は継続審査であります。
執行機関、何か変化はございますでしょうか。
◎学務課長 12月に黙食を緩和しました旨を、今回、1月16日に改めてガイドラインの方に記載させていただきました。
変更箇所が2点ございまして、国のガイドライン等を踏まえましたマスクの着用につきましては、学校における教育活動について、発話を要する場合以外はマスクを着用する必要はない。ただし、身体的距離が十分取れない場合や発話を要する場合にはマスクの着用を基本とするというふうに変更してございます。
学校給食の場面については、12月の委員会で報告したとおりとなってございます。
また、本日、新聞報道でございますが、岸田首相の方から新型コロナウイルスの感染症法上の分類について、5類への移行に向けた対応を検討するよう指示を出すというふうに書かれてございます。その記事の中にマスク着用の目安についても、緩和に向けた検討を進めるという記載がございました。
○ただ太郎 委員長 ありがとうございます。
それでは質疑に入ります。
質疑はございますか。
◆はたの昭彦 委員 すみません、1点だけというか、あれなんですけれども、今回、給食の現場においては、黙食をしなくてもいいですよということで変わったわけですけれども、学校に対する周知と、実際に学校では何か変化はあったのかということをお聞かせください。
◎学務課長 学校に対しては、校長会等を通じてお伝えしているところですが、学校現場としてはまだ感染症が、コロナ以外にインフルエンザ等も発生しているというところから、各学校それぞれの状況に応じて対応していただいているような状況でございます。
◆はたの昭彦 委員 実際には、まだインフルエンザとか、コロナもなかなか収束が見通せないという中で、やっぱり感染しては大変だということで黙食が続いているという理解でよろしいですか。
◎学務課長 はたの委員おっしゃるとおり、一斉にみんなでという状況ではないと思います。
○ただ太郎 委員長 ほかに質疑はございますでしょうか。
◆
長谷川たかこ 委員 数日前に、保護者の方からいただいお手紙の中に、マスク着用という文言が入っているというお話がありまして、何のお手紙だったのかなと思って拝見しましたら、足立区立中学校連合、これは書道の展覧会のお知らせだったのですけれども、その中に担当中学校のお名前と見学時には必ずマスクを着用してくださいと、コロナウイルス感染拡大防止のためというような文言が入っていましたということで保護者からお話はあったのですが、このように個々に配られる展覧会とかの用紙には、マスクは着用義務というふうに今もなっているということでよろしいのでしょうか。
◎教育指導課長 今、給食の方でもマスク、黙食が続いているとかいろいろあるのですけれども、先ほど学務課長が答えたように、まだインフルエンザだったりとか感染が減っているわけではない状況の中で、それぞれの学校で判断をしなければいけない場面というのは出てくると思います。
今回、中学校というのは、今、高校入試であったりとか、そういう大事な時期を迎えておりますので、感染が広がらないため、そういう子たちに影響が出ないようにということで、そういう文言を出すというのは校長判断としては正しい判断かなというふうに考えております。
◆
長谷川たかこ 委員 これは書き初め展覧会で、中学校の連合ということなので、全区的な書き初めの要旨だったらしいのですけれども、御案内だったのですけれども、これは校長会の方で決められたということでよろしいですか。
◎教育指導課長 時期等を鑑みて、校長会の方で判断したというふうに考えております。
◆
長谷川たかこ 委員 受験とかも過ぎましたら、今後、5類にも下がる可能性もあるということで、そういうところは緩和に向けて、こういう書面にも反映されていくという解釈でよろしいでしょうか。
◎教育指導課長 これからの感染状況にも関わってくるとは思うのですけれども、やはりこれから行事ごと、卒業式、入学式とかもございますし、そういう中で、世の中の動きがどうなのかということであったり、5類の判断もどうなのかというのを要は鑑みながら、様々我々も含めて考えていきたいというふうに思っております。
○ただ太郎 委員長 ほかに質疑はございますでしょうか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
○ただ太郎 委員長 なしと認めます。
各会派の意見をお願いします。
◆鹿浜昭 委員 両方とも継続でお願いします。
◆長井まさのり 委員 両方とも継続で。
◆はたの昭彦 委員 両方とも採択でお願いします。
◆
長谷川たかこ 委員 両方とも採択でお願いします。
○ただ太郎 委員長 これより採決いたします。
2件、こちら継続審査とすることに賛成の方の挙手を求めます。
[賛成者挙手]
○ただ太郎 委員長 挙手多数であります。よって、2件は継続審査とすることに決定をいたしました。
次に、(10)4受理番号6を単独議題といたします。前回は継続審査であります。
執行機関、何か変化はございますでしょうか。
◎
支援管理課長 特に大きな変化はございません。
○ただ太郎 委員長 それでは、質疑に入ります。
何かございますか。
◆
長谷川たかこ 委員 私どもの会派より予算要望を出させていただき、この間、御回答を区長よりもいただいているところなのですけれども、こちらの内容を着実にこなしていただけるというようなお話いただきまして、ありがとうございます。
今後、冊子についても早急に成果物として出していただき、しっかりと生かしていただきたいと思いますので、大体目安としていつぐらいをめどに冊子が出来上がるかというのを一応確認で教えていただければと思います。
◎
支援管理課長 令和5年7月頃をめどに完成したいと思っております。なお、7月の研修で
スクールアシスタントの方にそれを活用させたいなと考えております。
◆
長谷川たかこ 委員 どうもいろいろと御丁寧に本当に進めていただき、感謝です。当事者の皆様にもしっかりとお伝えしていきますので、よろしくお願いいたします。
○ただ太郎 委員長 ほかにございますでしょうか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
○ただ太郎 委員長 なしと認めます。
それでは各会派の意見をお願いします。
◆鹿浜昭 委員 継続でお願いします。
◆長井まさのり 委員 継続でお願いします。
◆はたの昭彦 委員 採択でお願いします。
◆
長谷川たかこ 委員 採択でお願いします。
○ただ太郎 委員長 これより採決いたします。
本件は、継続審査とすることに賛成の方の挙手を願います。
[賛成者挙手]
○ただ太郎 委員長 挙手多数であります。よって、本件は継続審査とすることに決定をいたしました。
次に、(11)4受理番号10を単独議題といたします。前回は継続審査であります。
最初に、追加署名の提出がありましたので、区議会事務局次長から報告をお願いします。
◎区議会事務局次長 本陳情につきましては、1月18日付で774名の追加署名の提出があり、合計で9,217名になりましたので御報告いたします。
○ただ太郎 委員長 執行機関、何か変化はございますか。
◎学務課長 他区の動向として、今年1月に入ってからですが、北区の方で区長が年頭の挨拶で区立小・中学校の給食費の無償化の実施方針を示されております。
○ただ太郎 委員長 北区ですか。
◎学務課長 北区です。また品川区で、新区長が無償化に向けて来年度予算でできるよう検討しているという発言をされたという報道がなされておりました。
当区の方でございますが、できる限り早い時期の実施に向けて、事業の再構築や無償化に伴う事務作業の混乱が極力少ない方法などについて、鋭意検討を進めている状況でございます。
○ただ太郎 委員長 ありがとうございました。
それでは、質疑に入ります。
質疑はございますでしょうか。
◆はたの昭彦 委員 今、報告があったように、区もやらないとは言っていませんよということで、検討を進めていくということなのですが、今、財政だとか、そういうことで検討しているということなのだけれども、いつまでに検討して結果を出すのかということは、これだけの署名の数が出ているということでは区民の期待も大きいわけです。それについてはどうなのでしょうか。
◎教育長 できるだけ早くというところを念頭に、また今月末に来年度に向けた予算の中でも一部御公表できる部分もあるかなというふうに考えております。
◆はたの昭彦 委員 決算特別委員会のときの質疑の中で、区長は答弁の中で、検討して、やらないと言ったわけではないということ、ただ、あのときは決算特別委員会の中では、来年度実施は難しいというようなお話だったのですが、今の教育長の答弁だと来年度に何らかの変化もあり得るというようなふうに聞こえたのですけれども、そういう受け止めでよろしいでしょうか。
◎教育長 今、鋭意検討しておりますということで、できるだけ早い段階で実施できるように考えているということでございます。
◆はたの昭彦 委員 葛飾区に続いて北区、品川区の区長も来年度予算で実施できるように検討していくというようなことでいうと、本当に今、物価高騰の中で子育て世帯の負担が大きく増えている中で、区の行政の施策の優先順位として、そういった実施に踏み切る区というのは高いという判断だと思うのです。台東区などは、特に物価高騰が看過できないということで、取りあえず3か月だけでも無償化をするという決断をしているわけですから、そういう区民の子育て世帯への負担が大きいということを受け止めて、どういったことで区として子育て世帯を応援できるのかということは考えていく必要があると思いますけれども、いかがでしょうか。
◎教育長 今、はたの委員おっしゃっている趣旨は重々承知をしております。そういう中で、やはり全員が無償化ということになりますと、かなりの経費の負担にもなるということで、どういう形が一番スムーズにできるのかということで、今、そういった趣旨も踏まえながら検討させていただいているという状況でございます。
◆はたの昭彦 委員 財政負担が大きいというお話でしたけれども、ただ、足立区の一般会計予算3,000億円超える中で、今、この間、幾ら追加の費用が必要ですかということでいうと、14億円程度ということで言うと、本当に1%に満たない額というわけです。そういうことを考えると、確かに単年度というか1年こっきりで終わる話ではないので、今後ずっと続いていくということは考えなければいけないけれども、やはり財政全体の中での占める割合で言うと本当に少ない金額だなというふうに思うのです。
昨年の産業対策のPayPayについては、追加で10億円ということで補正予算は組んで、すぐ出るわけですから、そういうこと考えると、何で子育て世帯の14億円の追加が出せないのかなというふうに思うのですけれども、改めていかがでしょうか。
◎教育長 今、はたの委員からも御発言ありましたとおり、一旦始まりますと、また後退をするというわけにもいきませんし、今、お話がございましたように、当然継続して支出になるということも踏まえまして慎重に検討させていただいているという状況でございます。
◆はたの昭彦 委員 最後にですけれども、葛飾区長が無償化の決断をした理由というのは、今、何よりも子育てに対する予算を投入して子育てを応援していくという決断が必要だったと、それは財政負担に代えられないということで決断をしたということは報道されていましたけれども、そういう姿勢を是非見習って、区もやらないと言っているわけではなくて早急にと言われているわけですから、是非早急に決断していただきたいということを求めて終わりたいと思います。
○ただ太郎 委員長 ほかにございますでしょうか。
◆長井まさのり 委員 我が会派も、子育て応援トータルプランということで、結婚、出産、それからまた育児ということで切れ目のない支援をしっかり手厚くしていこうということで、党を挙げて取り組んでいるところでございます。
先ほど、できるだけ早く実施に向けて取り組むということで、署名の数も9,217名、町場の声も、私ども現場を歩いていても物価高ということで大変この給食費無償化に向けての声を多く聞くところでございます。再度、強く要望するところでございますけれども、いかがでしょうか、教育長。
◎教育長 今、各子育て世帯が負担をしている、かなり厳しい状況、こういったものも重々踏まえて、本当に繰り返しの答弁で恐縮ですけれども、できるだけ早い時期に何らかの実施に向けた対応をしていきたいということで、今、鋭意検討させていただいておりますので、もうちょっとお待ちいただければというふうに思います。
○ただ太郎 委員長 ほかに質疑はございますでしょうか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
○ただ太郎 委員長 なしと認めます。
各会派の意見をお願いします。
◆鹿浜昭 委員 この件に関しては、我が会派も代表質問等でお願いという形で要望させていただいております。
ただ、やはり足立区、児童・生徒約4万4,000人といった大所帯でございます。年間14億円がこれから毎年必要になっていくということで、今、教育長も大変苦慮された御答弁されております。本当にしっかりと検討していただいて進めていただきたいということで、我が会派としては継続でお願いいたします。
◆長井まさのり 委員 先ほど教育長から答弁いただきましたけれども、近隣区も実施に向けて公表して発表しているというところでございます。我が区としてもできるだけ早い実施に向けて、しっかり検討を進めていただきたい。そのことを強く要望いたしまして、我が党として継続でお願いします。
[発言する者あり]
○ただ太郎 委員長 御静粛にお願いをいたします。
◆はたの昭彦 委員 やはり議会と執行機関が車の両輪ということで、議会側が意思を示すことで区側をより一層早く動かすということになるのだと思います。
これまでも精神障がい者福祉手当なども、やはり議会側が陳情を可決する中で、区が具体的な取組として進めていったわけですから、そういう意味では議会がこの陳情を採択するというのは非常に重要だと思います。
先ほど言ったように、財政的には毎年追加で14億円ということで非常に少ない金額ではないですけれども、先ほど言ったように、足立区の財政規模から考えると何とか捻出できない金額ではないというふうに思いますし、今、求められているのは子育てに対する応援であって、それが未来への投資だと、今後の足立区の発展に大きく寄与するんだということを捉えると、今こそ早急にやるべきだということで強く採択を求めたいと思います。
◆
長谷川たかこ 委員 安心して子どもを産み育てる環境というのは本当に必要なことで、公立小・中学校の給食費を無償化するということも私も必要だとかねがね思っております。
ただ、それを足立区の一自治体で出していくというその金額が14億円、この14億円をどういうふうに毎年支出していくのかということを私の方もまだ調べ切れていないところがありますので、これについては継続をしながらも、この給食費無償化に向けた取組は私は全力で進めていきたいと思います。継続でお願いします。
○ただ太郎 委員長 これより採決いたします。
本件は、継続審査とすることに賛成の方の挙手をお願いします。
[賛成者挙手]
○ただ太郎 委員長 挙手多数であります。よって、本件は継続審査とすることに決定をいたしました。
次に、(12)4受理番号11を単独議題といたします。前回は継続審査であります。
執行機関、何か変化はございますでしょうか。
◎こども家庭支援課長 前回の委員会で、多賀城市のステップファミリーの講座について電話で聞き取りいたしましたので、簡単に御報告させていただきます。
実施は何館かある中の一つの公民館で実施している講座ということで、1回90分で5年ほど実施しているというふうに聞いております。離婚率が高いというようなことがあって、テーマと講師を探す中で、このような講座を実施しているというふうに聞いております。実績についてでございますが、昨年度が6名、今年度が4名というふうなところでございます。
○ただ太郎 委員長 ありがとうございました。
それでは質疑に入ります。
何か質疑はございますか。
◆
長谷川たかこ 委員 ありがとうございます。
宮城県の多賀城市の方、聞き取り調査していただいたということで、やはりそういう相談窓口がなければそもそも皆さん相談されないわけで、すごく悩んでいらっしゃる方は世の中たくさんいらっしゃると思います。
ですので、聞き取り調査していただいたということで1回90分、是非エル・ソフィアとかでも今年度できるのではないかと思いました。是非実施していただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
◎こども家庭支援課長 私ども、こども家庭支援課なのですが、申し訳ございません、こども家庭支援課では、このような講座はあまりやってないのかなというふうな認識でおります。
ステップファミリーというようなところなのですが、職場で話しているところなのですが、子育てについて悩むというところについては、どのような家族の形態であっても一緒なのかなというふうなところもございます。いろいろな家族形態があるというふうな中での議論をしているというような状況でございます。
◆
長谷川たかこ 委員 そこがそもそも間違っていると思うのです。悩むのは同じであっても、やはり悩み方が違うわけです。ステップファミリーというのは全くお子さんを持っていない方が、突然大きな子ども、初めて結婚する方であったり再婚する方であったりですけれども、初めて子どもを持つ方が多いのです。その中で、突然大きな子どもができました。その子どもに対してのしつけだったりとか、多感な時期で子どもとの接し方が分からない。例えば本当に0歳児から乳飲み子のときから一緒にいて育てている御家庭と、悩みというのは全く別物なのです。
ですから、そういうところをしっかりと理解していただき、宮城県の多賀城市でやっているわけですから、そこでもっと聞き取り調査をしていただいて、本当に区民の皆様の気持ちに寄り添うような効果的なステップファミリーの講座を足立区においても築いていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
◎こども家庭支援課長 お子さんについての接し方が違うというようなところでございますが、養育相談というのは、そもそも家庭ごとに状況全て違うというような状況がございます。あまり一律的に考えられない相談でございまして、本当に1対1で個別に考えていくというようなところでやっているところでございます。私どもといたしましては、今の形を継続していきたいというふうに考えております。
◆
長谷川たかこ 委員 それはやらないということですよね。是非やっていただきたいのです。
どうしてやっていただきたいかというと、本当にそういう支援制度がないから新たに構築していただきたいということをお願いしているのです。
私も再婚して、その当事者の1人でもあって、正に本当にこれは切実な問題として私も悩んだ時期もありました。実際に、その悩みをどこにぶつけたらいいかといったときに、行政の相談窓口どこにもないのです、全国見ても、その当時には。民間でやはり同じような志を持った女性の方が立ち上げていらっしゃったというところもありましたけれども、それを是非、支援の枠がなければ、やっぱり気付いた人たちがつくるべきなのです。多分、こども家庭支援課長は、そういう御経験がないからそういうふうにおっしゃっていると思うのですけれども、是非つくっていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
◎こども家庭支援課長 お言葉で申し訳ございません。全国でないというようなことは、裏を返しますと、全国的にもあまり特筆しないで包括的にどのような相談においても一般的な形の中での相談とすべきだろうというふうな考え方かと思います。私どもも、いわゆる相談においても、いろいろな形の相談があります。非行相談だとか育成相談だとか保健相談だとか、それぞれの窓口をつくっているというふうな形ではございません。一体的な中で、それぞれに個別に相談を承っているというような状況で対応しているところでございます。
◎
こども支援センターげんき所長 このステップファミリーに対する支援ということなのですけれども、全国的に制度がない、全国的にも散見されるような状況だということは、我々もいろいろ調べていく中でそういう認識を持っておりますけれども、ちょっと話代わりますけれども、例えば、昨年、ヤングケアラーのような国が大きな調査をして、結果が出て、これ社会問題だよということで国が動き出しているような状況が、それに伴って我々動くようなということで動き出すことよくあるのですけれども、まだまだこのステップファミリーにつきましては、統計的に十分に我々把握すべきデータがなかったりですとか、非常に不明な点もまだ、その定義も含めて不明な点も多いような状況がありまして、中途養育者、ステップファミリーに対してどのような対応ができるのかということもまだまだ研究の段階にあるのが現状ということでございます。
そういう中にあって、こういう事業をやっていくかということには、まだまだ予定がないというところでございます。
◆
長谷川たかこ 委員 私が10年前に、知的障がいのない発達障がいの施策についても政策提案をさせていただいたときにも同じような状態だったのです。でも、私は全国的にいろいろなところ各自治体、自分1人で歩いて調査をして、毎回、毎回議会でしつこいぐらいに政策提案をさせていただいて、やっとここまで発達障がいの施策は進みました。
ですから、この中途養育者に関しても、そのノウハウがないとか、その調査はしてないというのであれば、共に一緒にこれから調査研究をしながら、是非必要な制度ですので、当事者の皆さん声を上げているので是非つくって一緒に構築していただきたいと思います。
これは本当に虐待防止にもなりますし、よくニュースとかで中途養育者の御家庭の方が子どもを虐待してしまい死亡させてしまった事例というのは、ここ最近でもたくさん出ていると思うのです。そこで、各自治体で中途養育に関する講習を行ったり、その保護者向けの交流会なども行えば、皆さんそこで救われる人たちはたくさんいると思うのです。
ですから、私は当事者である気付きを持った人たちが制度とかなければ声を上げて制度をつくることが必要だと思いますし、執行機関の皆さんも当事者としての御経験がないのであれば、しっかりと耳を傾けていただいて力を貸していただきたいと思います。よろしくお願いします。
○ただ太郎 委員長 ほかに質疑はございますか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
○ただ太郎 委員長 なしと認めます。
各会派の意見をお願いします。
◆鹿浜昭 委員 継続でお願いします。
◆長井まさのり 委員 継続でお願いします。
◆はたの昭彦 委員 もう少し研究したいなと思いますので、継続でお願いします。
◆
長谷川たかこ 委員 採択でお願いします。
○ただ太郎 委員長 これより採決いたします。
本件は、継続審査とすることに賛成の方の挙手を願います。
[賛成者挙手]
○ただ太郎 委員長 挙手多数であります。よって、継続審査とすることに決定をいたしました。
次に、(13)4受理番号16を単独議題といたします。前回は継続審査であります。
最初に、追加署名の提出がありましたので、区議会事務局次長から報告をお願いします。
◎区議会事務局次長 本陳情につきましては、1月18日付で197名の追加署名の提出があり、合計で888名になりましたので御報告いたします。
○ただ太郎 委員長 次に、報告事項(3)、こちらが本陳情と関連しておりますので、説明をお願いします。
また、前回の本陳情の質疑に関して、教育指導部長より発言を求められておりますので、併せてお願いをいたします。
◎教育指導部長 それでは、資料の説明に入ります前に、前回の文教委員会での私の答弁について、少しお話をさせていただければと思います。
隣の声を聞いて回答できたといったような内容のメモが東京都から私どもに届いていたかのような誤解を生む不明瞭な答弁をしてしまいましたことをまずおわびを申し上げたいというふうに存じます。
この件、正しい経緯でございますけれども、スピーキングテスト実施後に、SNS上などで音声が聞こえたといったような声が複数上がっておりましたことから、私どもの教育政策課長が東京都の担当部署に問合せを入れたところ、いずれも試験結果に影響を与えるものではないといった旨の回答がございまして、それを教育政策課長が東京都の見解ということでメモにまとめてくれて、私もそれを共有していたというのが事実でございます。
したがいまして、前回の委員会で長井委員の方から御発言のございました、周りの声が聞こえて回答できたといったようなメモが東京都から届いていたのかと、こうした御質問につきまして、そうしたメモが東京都から届いていた事実はございませんことを改めてお答え申し上げますとともに、不明瞭な答弁となりましたことを重ねておわびをいたします。本当に申し訳ございませんでした。
それでは、資料の6ページを御覧いただきたいと存じます。
英語スピーキングテスト(ESAT-J)実施後の経過でございます。
まず、東京都教育委員会の見解を何度か確認してございますので、そちらの御報告でございます。
まず1点目が、昨年12月15日に特別区の教育長会がございまして、そちらの方に東京都の方が出席をしてESAT-Jについての報告がございましたが、その内容といたしましては、周囲の声が聞こえた、前半の生徒の声が後半の生徒に聞こえたなどの話はあるけれども、いずれも自分の回答に反映できるものではないというふうに認識をしていること、またテストにおいて不正は確認できていないというようなことを御説明をいただいてございます。
また、12月19日以降、何度か複数回にわたりまして、東京都教育委員会の担当管理職に、本当に大丈夫だったのかといったところも確認を入れてございますが、一貫して自分の回答には影響を与えるものではないというふうな見解を伺っているところでございます。
続きまして、前回の委員会でいろいろ御要望のありました、足立区の生徒たちに聞き取りを行ってみたらどうなのだといったようなところがございましたので、私どもも、どのような形で聞き取ればいいのかといったようなことを非常に前向きに検討しておったところなのですが、一つには聞き取った内容を主観的な情報と客観的な情報にこれをきちんと選別をしなければならない。そのためには非常に生徒たちを問い詰めるような聞き取りになってしまう。こうしたことを行うことで受験を控えた生徒に無用の不安と重圧を与えるおそれがあるというふうに考えたことが1点。
それから、12月18日日曜日でございましたが、このESAT-Jを批判する内容の新聞報道がございましたけれども、非常にその内容が対立的な書きぶりであって、私どもが生徒に聞き取りを行うことで足立区の生徒たちをそうした対立の中に巻き込んでしまうおそれがあるのではないか、これを非常に強く感じたところでございまして、生徒の聞き取りは見送るということにしたところでございます。
そして最後、東京都教育委員会への申入れでございます。
この12月18日の新聞報道もございましたので、ESAT-J、このスピーキングテストの実施主体として生徒の不安解消に責任を持って対応してほしいということ、また必要な改善に迅速に取り組んで積極的に東京都から情報発信をしてほしい、この2点を書面をもって今月13日に教育長が直接東京都に出向いて要望してきたというところでございます。
○ただ太郎 委員長 それでは質疑に入ります。
何か質疑はございますか。
◆長井まさのり 委員 分かりました。
先ほど報告がありまして、東京都教育委員会の公式な見解ということで、周囲の声が聞こえたということについては、いずれも自分の回答に反映できるものではないと認識していると。また、テストにおける不正や不公正は確認できていない旨の報告が東京都教育委員会からあったという公式な見解ということでございますけれども、前回の委員会の中で、前半と後半のトイレについて、トイレの中で前半組から後半組へテストの内容が伝わったというようなちょっと話もありましたけれども、そのトイレの動線というか、この使用する時間滞の区切りについては、再度確認ですけれども、東京都の公式見解としてはいかがでしょうか。
◎教育政策課長 まず、動線が区切られているということと、前半組、後半組の時間も確実に分けられているので、そうしたことはないということを見解は私は聞いております。
◎教育長 私も前回の委員会の後に、担当の部長に確認をいたしました。前半組が13時にスタートして14時10分に終わりますと。その教室で待機をして、14時半になったら外に出られると、実際に後半組は14時半からスタートになるということで、交わる部分がないのです、時間的に。そういうことから、物理的にというよりも時間的にそういったことは起き得ないのかなという認識でございます。
◆長井まさのり 委員 分かりました。
また、生徒の聞き取りということで12月18日の新聞報道、私もこの新聞拝見いたしました。区が聞き取りを行うことで生徒の皆様を巻き込んでしまう、また、不安を助長させてしまうおそれがあるなという思いは、そのとおりであるなという思いでおります。
また、東京都の教育委員会の申入れということで、英語スピーキンググテスト、ESAT-Jの実施主体として、生徒の不安解消に責任を持って対応することということで、教育長自らがしっかり赴いて申入れを行ったということでございますけれども、この生徒の不安解消に責任を持ってという内容がちょっとざっくりとした内容でありますけれども、具体的にどのようなことを区教育委員会として捉えているのか確認のために伺います。
◎教育長 私、1月13日に都庁に伺いまして、当日は担当課長、それから担当部長が対応していただきました。
その中で、これは口頭で申し上げたものではございますけれども、まず公平性、公正性に関する不安というようなところで、これ、実際に試験の内容には反映できなかったということではございますけれども、音声の漏れ聞こえですとか、隣の人の声が聞こえましたというようなことでございました。
また、一般的に、先ほども長井委員からお話がありますように、前半組と後半組が話ができたんじゃないかというようなお話、また、問題の適正性に関する不安というようなところで、一部その学習範囲を超えていたのではないかというようなお話も一部出ているというようなところ、それからまた、これ特に改善要望としてお伝えしたかったところでございますけれども、試験会場についても、なかなかバスが少なくて、お子さんが集中したりというようなこともありましたですとか、また、再試験の申込みについても、なかなか電話とかインターネットにつながらなかったというようなこと、また結果が判明してから志望校決定までの期間もかなり、やはり一定の制約もありますよというようなところで、子どもたちがじっくり考えて自分の進路を選択できるというようなことを考えると、また試験の内容等々、実施方法等についても不安を感じないようにということで、これは口頭でお話をさせていただいたところでございます。
◆長井まさのり 委員 分かりました。
集合時間がたしか12時15分であったかと思います。非常に昼食の問題であったりとか、拘束時間が非常に長かったり、解散も15時40分であったり、後半組が終わるまで前半組も帰れないという状況があったりとか、あと先ほどありましたとおりに追試験の申込みがネットとか電話がつながりづらかったりとか、今、先ほど教育長が申し上げたとおり様々な改善すべき点もあるかと思います。
試験会場についても今後は検討してやらなければいけないのかなと、これは東京都の方にもしっかり要望もしていかなければ、我が会派としても思っているところでございます。
そうした改善点を引き続きしっかり要望して、子どもたちが本当に不安なく、今まで学んできたスピーキング力を遺憾なく発揮できるような体制をしっかり整えていただきたいと思いますけれども、いかがでしょうか。
まず、中学校の図書館支援員の件なのですけれども、名称変更については当事者団体の方たちからも、私も繰り返し求めてきたことなので、本当にありがたいなと、よかったなと思います。
あと、勤務時間の変更についても、やはり授業と連携したということ言うと、今後、モデル校として実施していく時間の方が学校との連携が図れるのかなと思うのですけれども、これ一部のモデル校で学校と合意が取れた学校について変更ということなのですけれども、恐らく支援員の方というのは、今、契約して一緒にやっていただく方の時間を広げてということなので、その支援員の方との合意なのか、それとも学校が授業として取り入れたいので長くしたい、その場合、もし今やっている方が、いや、その時間に延ばされてしまうと無理ですよとなるとほかの方を頼むのかと、どっちなのかなと疑問に思ったのですけれども、その点いかがでしょうか。
◎教育政策課長 現在の支援員が今の学校にいるという前提での協議の中で、これは就労条件の変更に関わりますので、その辺も加味していただいて、できるところからモデル的に取り組んでいきたいなと考えているところでございます。
◆はたの昭彦 委員 そうすると、学校としても、是非時間を長くしてほしいのだけれども、ただ、今の支援員の方と合意が得られない限りはモデル校とならないという理解ですか。
◎教育政策課長 今年度に関しては、そのとおりになると思っております。
◆はたの昭彦 委員 これは既に学校にこういった、今日、委員会に報告された後に学校の方に周知していくのですか。それとも、もう既に学校にこういうことでやっていきたいのだけれどもということでの連絡みたいなのはしているのでしょうか。
◎教育政策課長 正式には本日の報告をもちまして学校に通知になりますけれども、勤務条件の変更がありますので、口頭ベースではありますが、今後こういうこと、意向調査を掛けますからねという話は全校に校長会でしております。
◆はたの昭彦 委員 次に、私も「あだちからの日」のことについて、さっきの答弁を聞いていると、何か最初からさっき水野委員が言ったように絵に描いた餅なんじゃないかなというふうに思えてきてしようがないのですけれども、今朝の朝日新聞だったかな、学校の教員の募集というか応募が非常に減っていく中で、その大きな原因がやっぱり労働条件が厳しいというところがあってということ言うと、やっぱり働き方改革というのは大事だなと思うのです。
働き方改革というのは、勤務時間を短くして労働条件をよくして、実際にその人の生活状況をよくしていくということが働き方改革につながることと思うのですけれども、先ほどの説明では、一応水曜日についてノー残業デーということで残業しないでくださいというのだけれども、その教員の方の都合もあるので、何か無理強いはできませんみたいな話だったのですけれども、それだと働き方改革にならないし、今でもタイムカードを押した後に、また学校に戻ってくるみたいな話もあるわけですから、根本的には教員の方の仕事量を減らすという方向が大事だと思うのです。
そのためにどういう工夫ができるのかなということだと思うのです。これまでも無駄な書類を減らすとか、あと民間企業などでは働き方改革で会議を立ってやるようにしたら飛躍的に会議時間が短くなったとかというようなこともあるのですけれども、そういうことが大事なのではないかなと思うのですけれども、これについてはいかがでしょうか。
◎教育指導課長 正におっしゃるとおりでございます。やはり根本的な、今ある仕事量というのがキャパオーバーです。それによって、それを減らさなくちゃいけない。じゃあ、それが、今、何ができるかというと、やっぱりICT等を使った効率化が一番今は効果的かなと思っております。
なので、来年度から導入します公務支援システムであったりとか、その辺は本当に工夫をしていかなくちゃいけないなと思っております。今まで手書きだったり印刷でしっかりやっていたものをデータに変えていくとか、判子レスにするとか、そういうことを少しずつ積み重ねながら教員の業務量を減らしていきたいと思っております。
ただ、減らせないのがやっぱり授業であったりとか、子どもの個々に対するところですので、その時間がしっかり取れるように「あだちからの日」で自分の事務作業をしっかりできる時間を確保するであったりとか、土曜授業を減らして、その分、自分ができることをやれるような時間にしてあげたいという思いがありまして、この「あだちからの日」をつくっておりますので、しっかり効率的にやれるように変えていきたいと思っています。
◆はたの昭彦 委員 働き方改革を進めることによって、労働環境をよくすることによって、さっき言ったように、教師の応募が減っているという中で、それが増えることで教師の質の向上にもつながると思うのですけれども、区もそういう同じような考えでよろしいでしょうか。
◎教育指導課長 本当に業務量を減らして質を高めていくというのが大事なことでありまして、教員採用に当たっても子どものことを一番に考えられるような熱い気持ちがある人がいっぱい来て、その人たちが気持ちよく働けるようにしていきたいなというふうには考えております。
◆はたの昭彦 委員 正に今おっしゃったとおりのことが今日の新聞の中に出ていたのです。本人は教職員希望だったのだけれども、やっぱり労働条件が悪くて過酷だから、とてもできないということで諦めたというようなことが出ていましたので、そういう熱い気持ちを持って教育に力を入れてくれるような人材確保のために、是非力を尽くしていただきたいと申し上げまして、質問を終わります。
○ただ太郎 委員長 ほかに質疑はございますか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
○ただ太郎 委員長 なしと認めます。
○ただ太郎 委員長 次に、その他に移ります。
何か質疑等はございますでしょうか。
◆にたない和 委員 簡潔に、二、三お伺いさせていただきたいのですけれども、先ほどの話でもあるように、教員の負担軽減という部分で、部活の地域移行について、そろそろ来年度から準備期間に入るわけですけれども、これの進捗みたいなものというのは、そろそろ報告とかが上がってくるのかなと思っていたのですけれども、どういう進捗になっているのか教えていただければと思います。
◎教育指導部長 この部活の地域移行につきましては、今、地域のちから推進部の方と合同で検討を進めているところです。
東京都の方から示されている方向性というのは、平日は依然として部活動で学校に残しながら、土日はもう部活動ではなくなるというようなスタンスで来ておりますので、じゃあ、土日に部活動の場を失った中学生の子たち向けに、地域の中で生涯学習的な場を設けていくという方向になるのかねというところで、そこを担っていただけるような主体がどういうところがあるのかというのを、今、地域のちから推進部の方で探っていただいていたりするような、今そんな状況ですので、実は、部活の地域移行についてかなり東京都からも、これだという明確な方針が、最初の土日は部活じゃありませんということ以外は何も私どもの方に届いてきておりませんので、ほかの区もそれぞれ本当に自分たちでこうやって動いてしまっていいのかなというようなところを少し探りながら、今いろいろ考えているようなところです。
来週の月曜日に特別区の教育長会がまたありまして、そこの教育長会終了後にこの部活の地域移行について少し話題にして、東京都の教育委員会も交えて、情報交換というか課題に思っていることを持ち寄りましょうという場があるのです。たまたま教育長が御都合で出られませんので、私が代わりに行って少しお話してこようかなというふうに思っているところです。
◆にたない和 委員 分かりました。そのときに大体のほかの自治体の進め方であるとかというのが分かるということで、そこからの準備、来年の4月から何か足立区がするというのはもう、なかなか考えにくいというところですか。
◎教育指導部長 先ほど申しました地域での生涯学習的な場を試験的にどこか1か所、2か所、単発にはなってしまうかと思うのですけれども、開けられればいいねと、まずはそこから始めてみようか、要はそこにどれだけのニーズがあるのかもまだ分からないような状態ですので、そんなようなところから始められたらいいねと言っているところでございます。
◆にたない和 委員 本当にスモールスタートでいいので、ちょっとずつちょっとずつ、それをやっていっていただければなと思います。
先ほども土曜日の部活のお話にもなりましたけれども、足立区にとってかなりいい機会となるのではないかとは思いますので、よろしくお願いいたします。
それと同じように続くのですけれども、地域のスポーツクラブとか、どういったものがあるのかであるとかというのは、地域のちから推進部の方で調べているということで、スポーツクラブを抜かしたところの学校外の教育事業者、学習塾であるとか、そういったものというのは足立区の方というのは把握されていたりとかするのか、教えていただけますでしょうか。
◎教育指導課長 学習塾も大手の有名なところとかは何々店、何々店とホームページとか調べれば分かるのですけれども、個人経営の塾も今増えてきて個別指導とかをやっていますので、そこの民間企業の数を把握するというのはなかなか厳しいものがあるかなと、学校ごとには自分の学校の近くにどれぐらいあるというのは何となく分かっているかと思うのですけれども、なかなか区全体というのは数としてはありません。
◆にたない和 委員 そういったところと、これまでも絡みみたいなもの、何か交流みたいなものは、学校外の教育事業者についてあるのかというところを教えてください。
◎教育指導部長 例えば小学生夏休み教室ですとか、学力向上施策で民間のそうした事業者にお願いしている事業が幾つかこれまでありましたけれども、そうしたところでのつながりはありましたが、ほかではそういう関係というのはない状況です。
◆にたない和 委員 なぜ聞いたかと申しますと、給食費無償化による3,000円から4,000円が浮くとか、東京都が今度5,000円、毎月出すというところで子ども支援策をやっていますけれども、これ単体だと特に家計が浮いたよねと、たまにはぜいたくしようかで終わってしまったら非常にもったいないのかなと、ボトルネック的課題として学力というものを挙げている中で、そういった東京都の5,000円の給付であるとか、そういった機会を足立区としてうまく使って、学校外の教育にどうにか勧奨したりとかというものができないのかというのがあります。
是非ともそういった部分でも何か取組ができないかというところ、他の自治体の事例を探ったりとか何か研究、取り組んでいただければなと思うのですけれども、あまりにもその5,000円の給付とかというのが単純に家計の方に溶けてしまうというのは非常にもったいないのかなと、足立区として学力を上げる、学校外の教育とかという部分でも充実することができるいい機会なんじゃないのかなと思うのですけれども、いかがでしょうか。
◎教育指導部長 今までも学校の先生の力だけではなくて、先ほど申しましたように、外部のそういう教育事業者に委託をする形で学校の授業外で学力向上施策を打ってもらっているようなこともございますので、にたない委員がおっしゃっているイメージとちょっと我々の施策のイメージがどうかみ合ってくるかも、まだ少し漠たる状態で見えにくいところではあるのですけれども、決して私たちは別に民間だからといって駄目というふうに排除しているわけではなくて、そこも活用しながら今までもやってきましたし、今後も可能な範囲で有益なものがあればそれは活用していきたいというのが私どもの考えです。
◆にたない和 委員 学力、貧困の連鎖をボトルネック的課題として最重要として掲げている上で、やはり貧困の連鎖の部分で学校外の教育というのが非常にネックになってきますので、是非とも東京都のこういった5,000円の給付であるとか、そういった機会をうまく足立区なりに活用できるような何か取組というものを研究していただければと強く要望させていただきます。よろしくお願いいたします。
○ただ太郎 委員長 ほかに質疑はございますか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
○ただ太郎 委員長 なしと認めます。
これをもちまして、本日の文教委員会を閉会いたします。
午後零時37分閉会...